太陽ファルマの事業モデル

-医療用医薬品の製造販売- 

-医療用医薬品の製造販売- 

(2025年10月現在)

太陽ファルマの原点と挑戦

太陽ファルマの誕生のきっかけから、医療用医薬品の製造販売を通じて

「あるべき薬」を患者さまへ届けていく軌跡をご紹介します。

太陽ファルマの誕生のきっかけから、

医療用医薬品の製造販売を通じて

「あるべき薬」を患者さまへ

届けていく軌跡をご紹介します。

episode 0

異業種から挑む

太陽HDグループの主力事業であるエレクトロニクス分野は、シリコンサイクルと呼ばれる景気変動の影響を受けやすく、技術革新のスピードが速いという特徴があります。そのため、グループ全体の事業や売上を中長期に安定させるにはもう一つの事業の柱が必要だとして、異業種での事業展開を視野に入れ検討を進めていました。

 

そうした中、化学製品と医薬品にはその製造プロセスに類似性があること、品質の高い日本の薬を患者さまや医療現場に届けることは「化学メーカーとしての高い技術力で高品質の製品を世界中に届ける」という、太陽HDグループの経営理念と合致していることなどが決め手となり、2015年、異業種からの参入を決めました。

episode 1

「長期収載品の承継」というビジネスモデル

「太陽の医薬品を届ける」という使命を実現するために医薬品事業への参入を模索する中、「長い間、医療現場で使われ、薬効が認められ、人々の生活を支えている医療用医薬品の長期収載品を譲受し、製造販売を行う」というビジネスモデルとの出合いがありました。

 

「古い」とされる薬であっても副作用の少ない安定した薬効など高い製品価値があり、医療現場からは継続的なニーズが見込まれます。そこに太陽HDグループの培った開発力や製造技術力を掛け合わせることで医薬品のポテンシャルを最大化することができると考えたのです。

 

そして2017年8月2日、立ち上げメンバーとして集まった大手製薬会社OBたちと共に、太陽ファルマが確かな一歩を踏み出しました。

太陽ファルマ設立当日、日枝神社での事業繁栄祈願
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太陽ファルマ設立当日、日枝神社での事業繁栄祈願

episode 2

医薬品製造販売業許可および医薬品製造販売権の取得

製薬業界は業界独自の法規制が多くあり異業界からの参入は難しいとされていましたが、太陽HDグループが築き上げてきた基盤のもと企業体制の確立に努め、2017年11月に医薬品の製造販売許可を取得。

 

さらに、その6日後に中外製薬およびロシュ社との長期収載品13品目の製造販売承認と製造販売権を太陽ファルマが譲受することで合意し、本格的に太陽ファルマのビジネスが走り出しました。

 

以降、患者さまに長く信頼される医薬品を安定してお届けすることを使命に、事業を展開しています。

2018年2月 丸の内にある現在のオフィスに移転
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2018年2月 丸の内にある現在のオフィスに移転

episode 3

太陽HDグループ 第2の柱への成長

太陽ファルマは設立以来、サプライチェーンの最適化や製造技術による生産プロセスの改善に努め、高品質な医薬品の安定供給体制の強化に取り組んでいます。

 

2019年4月には、80年以上にわたり第一三共グループの西日本主力工場として役割を果たしてきた高槻工場を太陽ファルマテックとして太陽HDグループに迎え、高品質で安定的な製造ができる体制を構築しました。

 

これによって太陽HDグループ内での医療・医薬品事業の成長を加速させ、双方の良さを活かした協業やグループシナジーの創出に向けて現在も密に連携しています。

太陽ファルマテック(大阪府高槻市)
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太陽ファルマテック(大阪府高槻市)

episode 4

患者さまを救う適応拡大・剤型追加

太陽ファルマは患者さまや医療現場の声に丁寧に耳を傾け、今ある薬を必要としている形で届け続けるために適応拡大や剤型追加も力を入れています。

 

2022年2月には「カイトリル®注1mg、同注3mg、同点滴静注バッグ3mg/50mL、同点滴静注バッグ3mg/100mL」について、厚生労働省より術後の消化器症状(悪心、嘔吐)の効能又は効果、用法及び用量の追加の承認を取得。

 

また、一般社団法人日本神経学会及び一般社 団法人日本パーキンソン病・運動障害疾患学会より開発要望を受け、パーキンソン病の治療に用いられる「マドパー®配合錠」の半量製剤を開発。2024年2月に製造販売承認を取得しました。

適応拡大・剤型追加にも注力
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適応拡大・剤型追加にも注力

to the next…

 

今後も太陽ファルマは患者さまのため

そして医療現場の声にこたえ続けていくために

社員一人ひとりが専門性を磨き

主体性を発揮しながら、挑戦を続けていきます。