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製品情報

セロケン錠20mg

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注意事項

「くすりのしおり」は、くすりの適正使用協議会提案のフォーマットに基づき、患者さまへの服薬指導時に参考としていただくために作成しておりますが、添付文書に記載されている全ての情報を網羅している訳ではありません。つきましては、最新の添付文書などをご確認いただき、患者さま個々の病態に合わせて加筆・修正の上、ご使用下さいますようお願い申し上げます。

FAQ

よくある質問

糖尿病性ケトアシドーシス、代謝性アシドーシスのある患者への投与について

電子添文1)の「2. 禁忌」の記載(抜粋)は以下のとおりです。
 

2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)
2.2
糖尿病性ケトアシドーシス、代謝性アシドーシスのある患者[本症でみられる心筋収縮力抑制を増強するおそれがある。]


参考資料
1) セロケン錠 電子添文 2023年6月改訂(第1版)


製品のご使用にあたっては、最新の電子添文をご確認くださいますようお願いいたします。

徐脈、房室ブロック、洞房ブロック、洞不全症候群、心原性ショック、心不全、低血圧症、心不全のおそれのある患者、異型狭心症の患者への投与について

電子添文1)の「2. 禁忌」および「9. 特定の背景を有する患者に関する注意」の記載(抜粋)は以下のとおりです。
 

2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)
2.3
高度の徐脈(著しい洞性徐脈)、房室ブロック(Ⅱ、Ⅲ度)、洞房ブロック、洞不全症候群のある患者[心刺激伝導系を抑制し、症状を悪化させるおそれがある。]
2.4 心原性ショック、肺高血圧による右心不全、うっ血性心不全の患者[心筋収縮力を抑制し、症状を悪化させるおそれがある。]
2.5 低血圧症の患者[降圧作用により症状を悪化させるおそれがある。]


9. 特定の背景を有する患者に関する注意
9.1 合併症・既往歴等のある患者
9.1.2 うっ血性心不全のおそれのある患者

観察を十分に行い、ジギタリス剤を併用するなど慎重に投与すること。心筋収縮力を抑制し、症状を誘発するおそれがある。
9.1.4 徐脈、房室ブロック(Ⅰ度)のある患者
心機能に注意すること。心刺激伝導系を抑制し、症状を悪化させるおそれがある。
9.1.5 異型狭心症の患者
症状を悪化させるおそれがある。


その他以下の記載など、電子添文1)をご確認くださいますようお願いいたします。


11. 副作用
11.1 重大な副作用
11.1.1 心原性ショック
(頻度不明)
11.1.2 うっ血性心不全(0.2%)、房室ブロック(頻度不明)、徐脈(2.4%)、洞機能不全(頻度不明)


参考資料
1) セロケン錠 電子添文 2023年6月改訂(第1版)


製品のご使用にあたっては、最新の電子添文をご確認くださいますようお願いいたします。

末梢循環障害のある患者への投与について

電子添文1)の「2. 禁忌」および「9. 特定の背景を有する患者に関する注意」の記載(抜粋)は以下のとおりです。
 

2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)
2.6
重症の末梢循環障害(壊疽等)のある患者[症状を悪化させるおそれがある。]


9. 特定の背景を有する患者に関する注意
9.1 合併症・既往歴等のある患者
9.1.7 末梢循環障害(レイノー症候群、間欠性跛行症等)のある患者

症状を悪化させるおそれがある。


参考資料
1) セロケン錠 電子添文 2023年6月改訂(第1版)


製品のご使用にあたっては、最新の電子添文をご確認くださいますようお願いいたします。

褐色細胞腫又はパラガングリオーマの患者への投与について

電子添文1)の「2. 禁忌」および「9. 特定の背景を有する患者に関する注意」の記載(抜粋)は以下のとおりです。
 

2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)
2.7
未治療の褐色細胞腫又はパラガングリオーマの患者[7.、9.1.8参照]


9. 特定の背景を有する患者に関する注意
9.1 合併症・既往歴等のある患者
9.1.8 褐色細胞腫又はパラガングリオーマの患者

本剤の単独投与により急激に血圧が上昇することがある。[2.7、7.参照]


電子添文1)の[7.]の記載は以下のとおりです。


7. 用法及び用量に関連する注意
褐色細胞腫又はパラガングリオーマの患者では、α遮断剤で初期治療を行った後に本剤を投与し、常にα遮断剤を併用すること。[2.7、9.1.8参照]


参考資料
1) セロケン錠 電子添文 2023年6月改訂(第1版)


製品のご使用にあたっては、最新の電子添文をご確認くださいますようお願いいたします。

妊婦又は妊娠している可能性のある女性への投与について

電子添文1)の「2. 禁忌」の記載(抜粋)は以下のとおりです。
 

2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)
2.8
妊婦又は妊娠している可能性のある女性 [9.5参照]


電子添文1)の[9.5]の記載は以下のとおりです。


9. 特定の背景を有する患者に関する注意
9.5 妊婦

妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないこと。[2.8参照]


また、インタビューフォーム2) の「Ⅶ.薬物動態に関する項目」には以下の記載があります。


4. 分布
(2) 胎児への移行性(外国人データ)

メトプロロールは胎盤を通過し、母体の静脈血と臍帯血ではメトプロロール血漿中濃度はほぼ同程度であった。


参考資料
1) セロケン錠 電子添文 2023年6月改訂(第1版)


製品のご使用にあたっては、最新の電子添文をご確認くださいますようお願いいたします。

気管支喘息、気管支痙攣のおそれのある患者への投与について

電子添文1)の「9. 特定の背景を有する患者に関する注意」の記載(抜粋)は以下のとおりです。


9.1 合併症・既往歴等のある患者
9.1.1 気管支喘息、気管支痙攣のおそれのある患者

気管支拡張剤を併用するなど慎重に投与すること。喘息等の症状を誘発・悪化させるおそれがある。


その他以下の記載など、電子添文1)をご確認くださいますようお願いいたします。


11. 副作用
11.1 重大な副作用
11.1.3 喘息症状の誘発・悪化
(0.3%)


参考資料
1) セロケン錠 電子添文 2023年6月改訂(第1版)


製品のご使用にあたっては、最新の電子添文をご確認くださいますようお願いいたします。

低血糖症、コントロール不十分な糖尿病、長期間絶食状態の患者への投与について

電子添文1)の「9. 特定の背景を有する患者に関する注意」の記載(抜粋)は以下のとおりです。


9.1 合併症・既往歴等のある患者
9.1.3 低血糖症、コントロール不十分な糖尿病、長期間絶食状態の患者

血糖値に注意すること。低血糖症状を起こしやすく、かつ低血糖の前駆症状である頻脈等の症状をマスクしやすい。


その他以下の記載など、電子添文1)をご確認くださいますようお願いいたします。
 

2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)
2.2
糖尿病性ケトアシドーシス、代謝性アシドーシスのある患者[本症でみられる心筋収縮力抑制を増強するおそれがある。]


参考資料
1) セロケン錠 電子添文 2023年6月改訂(第1版)


製品のご使用にあたっては、最新の電子添文をご確認くださいますようお願いいたします。

甲状腺中毒症の患者への投与について

電子添文1)の「9. 特定の背景を有する患者に関する注意」の記載(抜粋)は以下のとおりです。


9.1 合併症・既往歴等のある患者
9.1.6 甲状腺中毒症の患者

(1)休薬を要する場合には徐々に減量し、観察を十分に行うこと。急に投与を中止すると、症状を悪化させることがある。
(2)頻脈等の中毒症状をマスクするおそれがある。


参考資料
1) セロケン錠 電子添文 2023年6月改訂(第1版)


製品のご使用にあたっては、最新の電子添文をご確認くださいますようお願いいたします。

腎機能障害患者、透析患者、肝機能障害患者への投与について

電子添文1)の「9. 特定の背景を有する患者に関する注意」の記載(抜粋)は以下のとおりです。


9.2 腎機能障害患者
9.2.1 重篤な腎障害のある患者

排泄が遅延するおそれがある。


9.3 肝機能障害患者
9.3.1 重篤な肝障害のある患者

代謝が遅延するおそれがある。


その他以下の記載など、電子添文1)をご確認くださいますようお願いいたします。


16. 薬物動態
16.4 代謝

メトプロロールは主として肝において代謝され、腎から排泄される。3H-メトプロロールを経口投与した場合、胃腸管から速やかにかつほぼ完全に吸収されるが、投与量の約60%が肝での初回通過効果を受けるため、約40%が体循環に到達する。なお、メトプロロールの主な代謝酵素はCYP2D6(70~80%)とされている(外国人のデータ)。[10.参照]
16.5 排泄
3H-メトプロロールを経口投与した場合の尿中総排泄率は24時間後で投与量の90%以上である。3~5%が未変化体として排泄される。


また、インタビューフォーム2)の「Ⅶ.薬物動態に関する項目」には以下の記載があります。


7. 透析等による除去率
(1) 腹膜透析

該当資料なし
(2) 血液透析
3H-メトプロロール0.1mg/kgを2例の透析患者に静脈内投与した場合、約5時間の血液透析により、血中総放射能濃度は半減した(外国人データ)。
本剤20~80mgを血液透析患者24例に投与した。長期連日投与した時の透析直前の血中メトプロロール濃度は12週にいたるまで安定し最高240ng/mLであり、透析直後の最高値は120ng/mLであった。
(3) 直接血液灌流
該当資料なし


参考資料
1) セロケン錠 電子添文 2023年6月改訂(第1版)
2) セロケン錠 インタビューフォーム 2021年12月改訂(第13版)


製品のご使用にあたっては、最新の電子添文をご確認くださいますようお願いいたします。

授乳婦への投与について

電子添文1)の「9. 特定の背景を有する患者に関する注意」の記載(抜粋)は以下のとおりです。


9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続または中止を検討すること。母乳中へ移行することが報告されている。


その他以下の記載など、電子添文1)をご確認くださいますようお願いいたします。


9. 特定の背景を有する患者に関する注意
9.7 小児等

小児等を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。


また、インタビューフォーム2) の「Ⅶ.薬物動態に関する項目」には以下の記載があります。


4. 分布
(3) 乳汁中への移行性(外国人データ)

1日100~200mgのメトプロロールを投与中の授乳婦9例の乳汁中濃度を測定したところ、 血漿中濃度(4~556nmol/L)の平均3.72倍であり、定常状態での乳汁中濃度は約280ng/mL(19~1690nmol/L)と推察された。


参考資料
1) セロケン錠 電子添文 2023年6月改訂(第1版)
2) セロケン錠 インタビューフォーム 2021年12月改訂(第13版)


製品のご使用にあたっては、最新の電子添文をご確認くださいますようお願いいたします。

小児等への投与について

電子添文1)の「9. 特定の背景を有する患者に関する注意」の記載(抜粋)は以下のとおりです。


9.7 小児等
小児等を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。


参考資料
1) セロケン錠 電子添文 2023年6月改訂(第1版)


製品のご使用にあたっては、最新の電子添文をご確認くださいますようお願いいたします。

高齢者への投与について

電子添文1)の「9. 特定の背景を有する患者に関する注意」の記載(抜粋)は以下のとおりです。


9.8 高齢者
次の点に注意し、少量から投与を開始するなど患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。
・一般に過度の降圧は好ましくないとされている。脳梗塞等が起こるおそれがある。
・休薬を要する場合は、徐々に減量する。[8.2参照]


電子添文1)の[8.2]の記載は以下のとおりです。


8. 重要な基本的注意
8.2
類似化合物(プロプラノロール塩酸塩)使用中の狭心症の患者で急に投与を中止したとき、症状が悪化したり、心筋梗塞を起こした症例が報告されているので、休薬を要する場合は徐々に減量し、観察を十分に行うこと。また、患者に医師の指示なしに服薬を中止しないよう注意すること。狭心症以外の適用で投与する場合でも、特に高齢者においては同様の注意をすること。[9.8参照]


また、インタビューフォーム2) の「Ⅶ.薬物動態に関する項目」には以下の記載があります。


1. 血中濃度の推移・測定法
3) 高齢者(外国人データ)

20~26歳の健康若年者、62~72歳の健康高齢者及び50~61歳の高血圧症患者各8例を対象にメトプロロール100mgを単回経口投与した。高血圧症患者群、健康高齢者群ともに健康若年者群との間にAUCの有意な差はみられなかったが、健康高齢者群では最高血漿中濃度は高くなり、最高血漿中濃度に到達するまでの時間はやや遅延し、個体間差が大きい傾向がみられた。

高血圧症患者(a)、健康高齢者(b)におけるメトプロロールの血漿中濃度。
網掛け部分は健康若年者の平均±標準誤差 を示す。


参考資料
1) セロケン錠 電子添文 2023年6月改訂(第1版)
2) セロケン錠 インタビューフォーム 2021年12月改訂(第13版)


製品のご使用にあたっては、最新の電子添文をご確認くださいますようお願いいたします。