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グリセオール注(200mL)

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注意事項

「くすりのしおり」は、くすりの適正使用協議会提案のフォーマットに基づき、患者さまへの服薬指導時に参考としていただくために作成しておりますが、添付文書に記載されている全ての情報を網羅している訳ではありません。つきましては、最新の添付文書などをご確認いただき、患者さま個々の病態に合わせて加筆・修正の上、ご使用下さいますようお願い申し上げます。

FAQ

よくある質問

先天性のグリセリン、果糖代謝異常症の患者への投与について

電子添文1)の「2. 禁忌」の記載(抜粋)は以下のとおりです。
 

2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)
2.1 先天性のグリセリン、果糖代謝異常症の患者[重篤な低血糖症が発現することがある。][8.1参照]

 

電子添文1)の[8.1]の記載は以下のとおりです。


8. 重要な基本的注意
8.1
新生児等の脳浮腫、原因不明の意識障害に対し、本剤を投与する際には、血糖値、血中乳酸値を測定し、糖新生系の異常、特にフルクトース-1,6-ビスホスファターゼ(FBPase)欠損症の可能性が疑われる場合には投与しないこと。さらに、本剤投与中、投与後においては、血糖低下傾向がないこと、及び意識障害に代表される神経症状、脳浮腫の悪化が生じないことを確認し、悪化がみられた場合は、このような患者への本剤の投与は中止すること。FBPase欠損症の新生児、乳児、幼児に対して、脳浮腫あるいは代謝不全から誘発される脳浮腫予防のために本剤を投与して神経障害(痙攣、頻呼吸、嗜眠等)があらわれ、死亡したとの報告がある。[2.1参照]


参考資料
1) グリセオール注 電子添文 2023年6月改訂(第1版)


製品のご使用にあたっては、最新の電子添文をご確認くださいますようお願いいたします。

成人発症Ⅱ型シトルリン血症の患者への投与について

電子添文1)の「2. 禁忌」の記載(抜粋)は以下のとおりです。
 

2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)
2.2 成人発症Ⅱ型シトルリン血症の患者[8.2参照]


電子添文1)の[8.2]の記載は以下のとおりです。


8. 重要な基本的注意
8.2
成人発症Ⅱ型シトルリン血症(血中シトルリンが増加する疾病で、繰り返す高アンモニア血症による異常行動、意識障害等を特徴とする)が疑われた場合には、本剤を投与しないこと。成人発症Ⅱ型シトルリン血症の患者に対して、脳浮腫治療のために本剤を投与して病態が悪化し、死亡したとの報告がある。[2.2参照]


参考資料
1) グリセオール注 電子添文 2023年6月改訂(第1版)


製品のご使用にあたっては、最新の電子添文をご確認くださいますようお願いいたします。

心臓、循環器系機能障害のある患者への投与について

電子添文1)の「9. 特定の背景を有する患者に関する注意」の記載(抜粋)は以下のとおりです。


9.1 合併症・既往歴等のある患者
9.1.1 心臓、循環器系機能障害のある患者

循環血液量を増すことから心臓に負担をかけ、症状が悪化するおそれがある。


参考資料
1) グリセオール注 電子添文 2023年6月改訂(第1版)


製品のご使用にあたっては、最新の電子添文をご確認くださいますようお願いいたします。

尿崩症の患者への投与について

電子添文1)の「9. 特定の背景を有する患者に関する注意」の記載(抜粋)は以下のとおりです。


9.1 合併症・既往歴等のある患者
9.1.2 尿崩症の患者

本症には適切な水分、電解質管理が必要であり、本剤の投与により電解質等に影響を与え、症状が悪化するおそれがある。[3.1参照]


電子添文1) の[3.1]の記載は以下のとおりです。


3. 組成・性状
3.1 組成

参考資料
1) グリセオール注 電子添文 2023年6月改訂(第1版)


製品のご使用にあたっては、最新の電子添文をご確認くださいますようお願いいたします。

糖尿病の患者への投与について

電子添文1)の「9. 特定の背景を有する患者に関する注意」の記載(抜粋)は以下のとおりです。


9.1 合併症・既往歴等のある患者
9.1.3 糖尿病の患者

非ケトン性高浸透圧性昏睡があらわれることがある。


参考資料
1) グリセオール注 電子添文 2023年6月改訂(第1版)


製品のご使用にあたっては、最新の電子添文をご確認くださいますようお願いいたします。

腎機能障害患者、透析患者への投与について

電子添文1)の「9. 特定の背景を有する患者に関する注意」の記載(抜粋)は以下のとおりです。


9.2 腎機能障害患者
9.2.1 腎障害のある患者

水分、塩化ナトリウムの過剰投与に陥りやすく、症状が悪化するおそれがある。[3.1参照]


また、インタビューフォーム2)の「Ⅶ.薬物動態に関する項目」には以下の記載があります。


7.排泄
(1)排泄部位

該当資料なし
〈参考〉
ラット、ウサギの静脈内 14C-グリセリン投与試験[ラットに14C-グリセリン(14w/v%、4.70μCi/mL/head)を静注、ウサギに14C-グリセリン(14w/v%、9.75μCi/2mL/head)を静注]の結果、投与した放射能の約65%が14CO2として48時間までに呼気中に排泄され、グリセリンが解糖系からTCA cycle(クエン酸回路)に入り、ATPを産生しつつ二酸化炭素と水とに代謝されることが示された。このときの尿中排泄量はラットで13%、ウサギで9%、糞中排泄量は両者ともごくわずかで、またラットでの胆汁中への排泄量は1%以下であった。


9.透析等による除去率
(1) 腹膜透析

該当資料なし


(2) 血液透析
該当資料なし


(3) 直接血液灌流
該当資料なし


参考資料
1) グリセオール注 電子添文 2023年6月改訂(第1版)
2) グリセオール注 インタビューフォーム 2023年9月改訂 (第5版)


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高齢者への投与について

電子添文1)の「9. 特定の背景を有する患者に関する注意」の記載(抜粋)は以下のとおりです。


9.8 高齢者
本剤投与に際しては水・電解質異常に留意し、慎重に投与すること。一般に高齢者では生理機能が低下していることが多い。


参考資料
1) グリセオール注 電子添文 2023年6月改訂(第1版)
 

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