※2025年7月 取材時点
※2025年7月 取材時点
大手総合電機/ICT企業に新卒で入社し、工場を持つ関連会社を中心としたサプライチェーンマネジメント(以降、SCM)を担当しました。その後、SCMの知見を広げるためにジェネリック医薬品メーカーに転職。物流倉庫の立ち上げや医薬品の包装資材作成などを経験し、医薬品業界ならではの薬価制度や法規制など、厳しいルールの中で成果を出すことへのやりがいや、医薬品を取り扱うことへの社会的意義を感じていました。
太陽ファルマへの転職は、前職の解散がきっかけです。思わぬ形で転職活動をすることになったので、改めて自分のキャリアや将来と向き合った結果、次の会社では組織や環境に依存せず、自分自身のスキルや経験値をさらに高めることで変化や逆境への高い対応力を身に付けたいと考えました。そのような中、当社は面接を通じて年齢や入社年次を問わず幅広い業務に裁量を持ってチャレンジできること、立ち上がって間もない小規模な組織だからこそ自身の成果が会社の利益や成長にダイレクトにつながるという刺激の多さなどを魅力に感じ、入社を決めました。今振り返ってみても、その時の私の選択は正しかったと実感しています。
現在はSCM部門で、国内・海外サプライヤからの原薬調達及び関係性構築、BCP対応を含めた在庫・物流管理、そして国内外の製造サイトや原薬サプライヤを一括変更するプロジェクトのリードを担当しています。このプロジェクトには、品質保証や薬事、生産技術などの各部門から選ばれた専門性の高い社員たちが参画しています。メンバー全員がパフォーマンスを発揮しやすいよう気を配るとともに、常に誠実な対応を心がけています。想定外のことが発生しながらも、それを新たな学びとしながらメンバー全員で前進しています。
医薬品は決して欠品させてはいけないものだからこそ、安定供給の継続が重要です。QCD(Quality、Cost、Delivery)の観点を大事にして、この三つをバランスよく実現できる会社と関係性を築くことが肝になり、特に海外の取引先とは、商習慣などの違いもあり実際に対面で会うことの重要性を感じます。海外出張をする際は「必ず成果を出して帰ろう」という意欲で臨み、相手国の文化なども理解したうえでコミュニケーションを重ねています。大手製薬会社で要職を担っていた各部署のベテランの先輩方との出張は、仕事術などを直接学べる貴重な機会でもあります。
これまでは「安定供給」と「利益創出」がトレードオフの関係になりがちでしたが、今は次のステップに進む過渡期にあると感じています。安定供給とコストダウンを両立しうるプロジェクトを推進し、最終的には医薬品業界の中で一目置かれるような会社に成長させることを目指しています。
そのためには挑戦する意欲を持って入社してくる社員の皆さんが力を発揮しやすい体制づくりが必要であると感じます。私も何かお手伝いができればと思い、自主的に新入社員の皆さんに当社の成り立ちなどをレクチャーする場を設けており、担当する取り組みへの理解が深まったり横のつながりづくりのきっかけになったりすればうれしいです。また、自部署の後輩にはトップマネジメントが参加する会議体でのプレゼン機会やプロジェクトへの参画機会を増やし、「会社に貢献できた」という成功体験と自信を積み重ねられるよう働きかけていきたいです。そして、そういった仲間と共にこれからの太陽ファルマの中核を担っていきたいと考えています。